「やーい!お前の母ちゃんでーべそー!」
昔は、こんな悪口をよく聞いたことがあります。
おへそが出ていることを、一般的に「でべそ」と言いますが、実は「臍ヘルニア(さいヘルニア)」という病名があります。
病名と聞くと、少しびっくりしてしまうかもしれませんが、適切な処置をしてあげれば、大事に至ることはありません。
この記事では、「臍ヘルニア」と診断された次男の、治療の様子をお伝えしたいと思います。
そもそも臍ヘルニアってなに?
聞き慣れない「臍ヘルニア」について、調べてみました。
[st-mybox title=”臍ヘルニアについてわかったこと” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under st-list-check” margin=”25px 0 25px 0″]

画像引用元:一般社団法人広島医師会HPより
- お腹の筋肉がうまく閉じておらず、腸が出てしまっている
- 約5~10人に1人の割合で起こる
- へその緒の処置の仕方が原因ではない
- 1歳くらいまでに90%くらいが自然に治る
- 放っておくと腸が壊死するかもしれない
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最後の「腸が壊死するかもしれない」って、結構パワーワードじゃないですか?w
図のように、臍ヘルニアは腸がへその部分に入り込んでいるのですが、腹圧が掛かっていない時に押せば、腸は戻ります。
が、稀に腸がへそに入り込んだまま戻らなくなってしまい、「臍ヘルニア嵌頓(さいヘルニアかんとん)」という状態になることがあるそうなんです。
ヘルニアのかんとん(嵌頓)とは?
ヘルニア内容がヘルニア門より出っ放しになって戻らなくなった状態のことをいいます。
出っぱった腸や内臓などが出口(ヘルニア門)で絞められ血液の循環が悪くなると最悪腸や内臓が壊死をおこし命にかかわる事態となります。痛みがある場合には一刻も早く脱出したヘルニア内容を戻してあげる(還納といいます)必要があります。症状が出てから時間がたつと腸が壊死したり穿孔したりする危険性があります。引用元:ヘルニア倶楽部より
臍ヘルニアに気づいたきっかけ
生後10日でへその緒が取れた次男。
生後2週間前後に、助産師さんによる赤ちゃん訪問がありました。
[st-mybox title=”赤ちゃん訪問とは” fontawesome=”fa-question-circle” color=”#03A9F4″ bordercolor=”#B3E5FC” bgcolor=”#E1F5FE” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]母子保護法に基づき、赤ちゃんが生まれたおうちに、助産師または保健師が訪問する制度です。
各自治体によって、新生児訪問や、赤ちゃん訪問など名称は異なります。
赤ちゃんの発育状態、生活環境の確認、お母さんの心の状態チェックや、育児相談が主な目的です。
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赤ちゃんの発育状況をチェックしていただいてた時に
「あら、結構おへそ出てるわね。臍ヘルニアかもしれないですね。」
と、助産師さん。
出てるなぁとは思っていたものの、長男の時のことは4年も前のことで全く思い出せず、そのうち治まるのかなんなのかわからずにいたので、この時の助産師さんの言葉で、やっぱり正常じゃないんだなと気づかされたわけです。
ちなみに、当時の写真がこちら↓

めっちゃ出てません!?(笑)
デフォルトがこんな感じで、少し落ち着いている時は、少し押し込むことができました。
その写真がこちら↓

診断してもらわない限りよくわからないので、まずはお医者さんに相談だ!ということで、1か月検診で相談することにしました。
小児科では診断してくれない・・・
いよいよ1か月検診。
助産師さんによる身体計測の後、小児科の先生の診察。
[st-kaiwa2]結構おへそ、出てますねー[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1 r]これってそのままでも大丈夫なんですか?[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa2]このままでも問題ないですけど、気になるようでしたら、圧迫療法というもので治療できますよ。その場合は小児外科に相談してください。[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1 r](え!小児科じゃ治療してくれないんかい!)そうなんですね、、、今この場で小児外科の予約取れますか?[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa2]大丈夫ですよー。最短で1か月後の●時からいかがですか?[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1 r](結構先や・・・)じゃあそこでお願いします[/st-kaiwa1]
ということで、1か月後の小児外科受診まで待つことに・・・(泣)
医者は治療を勧めてこない
ようやく小児外科を受診でき、ヘルニア嵌頓(かんとん)のこと、圧迫療法についてや、手術になるケースについて色々伺いました。
話を聞いて、「圧迫療法」をしてもらうことにしましたが、「え?ホントにやります?自然に治る確率のほうが高いですよ?心配ならどうぞ」的な感じでしたw
この先生いわく、
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#ccc” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
自然に治るもしくは、痛みが出ない限りそのままで問題ない。
15年以上小児外科医をしているが、嵌頓(かんとん)の症例は1例しか見たことがない。
また、圧迫療法しても、治らないこともある。
[/st-mybox]
ということでした。
ですが、我が子が嵌頓(かんとん)にならないとは限りません。
簡単な処置で済むようだし、お願いすることにしました。
圧迫療法のやり方
・綿球(コットンを丸めたもので代用可)
・防水フィルム
どちらも近くの薬局で簡単に手に入ります。
この2つを使用して、下記のようにおへその出ているところを抑えます。

[st-mybox title=”ポイント” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
綿球の隙間から腸がポコッと出てくることがないように、しっかり抑える。
圧迫されているため、腸が血行不良を起こしてしまう可能性がある。
1週間に一度、交換をする。
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この状態で、1か月間治療をすることになりました。
1か月が経過して
圧迫療法を始めて1か月が経ちました。
その成果がこちら↓

めちゃくちゃ治まってないですかー!?
まさか1か月でこんなに治まるとは思っていなかったのでびっくり。
経過観察で小児外科の先生にも見てもらいましたが、このまま継続して経過を見ていくことになりました。
次回は半年後の診察となる予定です。
余談ですが
もし圧迫療法をして1か月経っても効果が見られなかった場合、この治療はやめるそうです。
他に治療法はないので、2歳すぎてもへこまなかった場合、一生『でべそ』らしいのです。
しかし、どうしてもでべそを治したい場合は、手術をすることで根治できるとのこと。
手術のタイミングとしては、3歳を過ぎてからを推奨しており、親が希望する場合や、少し大きくなって本人が気になりだした際に実施するそうです。
たまたま知人の娘さんが臍ヘルニアの手術を受けたのですが、全身麻酔で手術、5日間の入院生活を送ったそうです。
手術に至る前に、簡単な圧迫療法で治せるといいですよね。
まとめ
- 臍ヘルニア(さいヘルニア)は、5~10人に1人の割合でなる
- 90%以上が1歳までに自然に治まる
- 治療相談は、小児外科へ
- 臍ヘルニア嵌頓(かんとん)になることは、極めて稀
- へそ部分が硬くなったら、すぐにお医者さんに相談
- 治療は圧迫療法のみで、薬局で簡単に取り組める
- 手術する場合は、3歳以上を推奨
